山形05.11.26
〜山形県の恐るべき真実〜





みなさんは山形県をご存知だろうか?
「ああ、さくらんぼが有名だね」と答えられた人は
上出来である。或いは桃鉄ユーザーなのかもしれないが。

小生がかねてから使ってみたかったJR電車の切符に
「土日きっぷ」というものがある。なんとこの切符
土日の有効期限なら新幹線も乗れるのだ。
しかも高校生料金だとわずか9000円で土日の2日間
新幹線が載り放題なのだ!
そこで小生、高校生ぽい容姿を生かしてさっそく高校生として
山形に潜入してみることに!

ん?何故山形って?
まぁ理由はいろいろあるけどまぁ単純に
土日切符の有効範囲は北は仙台と山形まで、西は長野までなのだ。
仙台は今年の夏行って長野も何度か行ってるので
消去法で山形!!

うーーむ、試験問題の選択肢のやうに
扱うのも失礼な話なのだが、、、まぁいいかw





しーんかーんせーん♪
なかなか前衛的なカタチ。
東京駅から山形新幹線なるものに飛び乗り
目指すは山形県山形市の山形駅!!
車両名がMAXやまびこ・つばさとなっていたので混乱したが
成程、二両連結して走り、途中で分裂(?)するのか。

後に先輩から聞いた話で、なんとこの山形新幹線は
鉄マニの間ではミニ新幹線として有名らしい。
ミニ新幹線というのは車両内の座席数が少なく
普通の電車が走る道も走るというのだ。
(一般の新幹線は新幹線専用の線路を走る)
うぅむ、なんてハァハァな設定。普通の線路も走れるなんて。
まるで淡水にも生息可能なオオメジロザメのようだ。(軽く無視してください)


「ジュースにお弁当、サンドイッチはいかがですかぁ〜」
車内販売お姉さんのやる気のあるんだか無いんだかわかんない声が
車内に響きわたる。スチュワーデスと比べるといまひとつ人気のない車内販売さん。
制服をメイドにしたほうが絶対話題になるぞ。
と先輩みたいなことを言ってみる。
しかもあのメイドがいいな、KAGOMEデリの東野翠れんさんが着てたシックでかわいいやつ。
トッポを買ったが250円、高!


列車に揺られること3時間。山形に到着。

地方都市は基本的に駅前はロータリーでタクシー地獄になっているので
第一印象は「おおぉ、こんな感じかぁ」といった気持ち。



画像は最近できたぽい駅ビル。
とりあえずビル。多分ホテル。
ビル名はソラリス。
なんだかキューブリックの作品に出てきそうな…あれはモノリスか。
ちなみに新宿にはモノリスというビルがあった気がする。恋しや東京。。

男なら 嫌でも目がいく 女子高生(字余り)

山形女子はみんな黒タイツなのね。



どうやら校則らしい。タイツを履かないと足全体が霜焼にまでなるという。
ひぃぃ。それでも女子は素足になりたがる、らしい。




まずは栄養補給だ。(腹ごしらえという言葉は好かない)
現地の人いわく山形の名物は蕎麦で、なかでも「田舎そば」なる
独自の蕎麦がとてもおいしいらしい。

「田舎そばはそば屋さんが自分で麺を切るから太いし
長さがバラバラなんだけど、そこがまたおいしいんだよ」と言われ
ああ、OH!MYコンブのテーウチ・ソバットがつくる
グレートソバみたいなやつですね!
と言おうとしたが
ドン引き必死なので辞めておいた。

無難そうな空いてるソバ屋で食べる。
・・・・まぁ無難な味だったな。
麺もテーウチ・ソバット太くなかったし。


着いた時間帯が遅かったのでやってる観光スポットがない、だから
とりあえず霞庄公園へという公園へ。
かじょう、と読む。



見よ、この寂しさ。



なかなか良い建築物だったので激写。
三島通庸が建てたらしい。
三島通庸・・なんて右翼ぽい名前なのだろう、ハァハァしてしまう。


山形は仙台、盛岡と比べやはり物寂しい印象を受ける。

山形の地は戦国のむかし、最上義光という武将が治めていた。



イメージ図w

最上義光が力を尽くして手に入れ守り切った山形の地。
しかし江戸時代に入り義光の死後、最上氏は改易されてしまい
別の大名が幕府から派遣されてきた。
以降何度も領主である大名はとっかえひっかえされ
山形は大名の左遷地域として位置付けられてしまう。
何度も領主が変わり藩内の発展はかなわなかった。
仙台の繁栄は政宗公以来の伊達氏の世襲によるところが大きいが
もし最上氏の山形経営が続いていたら…。
どこか悲しい歴史の事実がここにある。


悲しい歴史よりも私は現在に目をむけて生きなければならない。
小腹が減ったのでちと早いが夕食にする。
ガイドブックに載ってたお店は潰れてたぽいので(改易か!?)
他の良さげなトコを見つけてそこに入る。わりと新しい居酒屋。
郷土料理というか山形料理が売りらしい。観光客の小生にはぴったり。



日本酒は「庄内誉」を飲みたかったが置いてなかったので「出羽桜」にした。
ウマー。中央の鍋はいも煮。山形牛のたたきも食べた。
見知らぬ地で一人酒というのもいいもんだ。


今日はそんなに観光地をまわることができなかったが
地元の人によれば「駅前が山形県内で一番栄えてるとこ」らしい。
なにぃぃ!

たしかに盛岡のほうが全然栄えている。
先輩の言う「山形は何も無い」というのが実に、いや
如実にわかった。
駅前にマックも無く吉野家も無く、唯一ある文化系の店はプラモ屋だけ。
山形県民が「遊びに行く」といったら「仙台」というのがうなずける。

その後は施設の温泉に入り(なんと200円!)しばらく卒論の勉強。

マンガ喫茶に向かうため駅前をフラフラする。
駅前でアクセの店を出してたイスラエル人がいた。
そういや盛岡にもいたし、仙台にもいた気がする。
地方都市にまでユダヤの魔の手が!?

小生得意の中学英語はたびたびコミュニケーションツールとして炸裂する。
カタコトではあるがいろいろ話す。
そこそこ良いケイタイストラップがあったので買おうかと思ったが
交渉した結果ジャンケンで勝ったら値引きするとのこと。

「OK!サイショ ハ グー!

なんで最初はグー知ってるんだよおい!!しかも負けるし自分!!!

この日は漫画喫茶にて就寝。
なんつーか、柱のせいでブースがL字型になっており
寝にくいことはなはだしかった。







2日目。
仙山線に乗り山寺へ。
ある意味山形旅のメインスポット。



所要約30分。山寺駅へ到着。
妖しげな坊主に案内されて山頂への入り口を見つけに歩く。




地方名物キリスト看板。
マルフクの看板の隣にあったらもっとポイント高かった。
こちらにキリスト看板を追い続けた人のページがあります。
キリスト看板展示室

朝イチだったため他の観光客は皆無。山寺を一人占め。
「プッ」と何度も管理人さんが掃除しながら階段付近にツバを吐いてたのは
なんだかダーティーでわらえた。神仏の「呪いあれ呪いあれー」

ひたすら頂上を目指す。
正直運動嫌いな自分にはかなりこたえた。
岩に彫られている仏像はとてもいい感じだったが。




山頂付近の景観。とても趣きがある。登ってきてよかったとやっと思えた。


山形市内にもどり、今度は最上義光歴史観へ。



館内のビデオを見る。とてもわかりやすく、歴史マニアにはたまらない内容。
しかし子供や興味無い人にはさぞかし退屈だろうなココ・・

山形美術館。
モネ、ルノワールなど大御所の作品もいくつか置いてある。
印象派の部屋でそこそこ楽しめたかな。




旧県庁跡。
とても綺麗かつ豪華なつくりで建築としてとてもおもしろい。
建築者は誰だろう。同じ建築では岩手の岩手銀行、かなりよかったなぁ。


山形新幹線に乗り、今度は米沢へ。
米沢といえば「米沢ラーメン」に「米沢牛」に「米沢藩」に「直江兼次」。

同じ山形県内でありながら山形→米沢は新幹線で30分以上かかった。
恐るべし山形。感覚というか間隔が東京といかに違うかがよくわかる。

昼過ぎ、米沢到着◆

しかも・・・米沢は山形よりさらに何もなかった。
多分ここもジャスコが世界の中心なんだろう。どこか寂しい街並み




個人でやってそうな美術館。となりには気まぐれ美術館と描いてあった。
いつか来てみたいが、山形にもう一度くる日はいつになるのだろう。。


上杉博物館。

上杉というか「上杉謙信」、「上杉景勝」、「上杉鷹山」を中心に紹介している施設。
どちらかというと、景勝、鷹山が多かったかな。

中には鎧などいろいろあったが、、、、金を欠けてる施設のわりには
イマイチ楽しめなかったというか。
鷹山公の映画もシリアスで良かったが、残念ながら面白さを発見できなかった。
しかしジョン・F・ケネディが「尊敬する日本の政治家」に挙げるほど
上杉鷹山の功績は高いようだ。
チェ・ゲバラは坂本竜馬を尊敬していたらしいし、海外からみても熱いのか日本の政治家!?

上杉博物館の帰りに雨。カサなどもっていないのでとりあえずタオルをかぶる。
!?
上杉謙信のようだ…。
上杉博物館を出た後に謙信公のやうになるとは…奇縁かな。


帰りは夜頃。
一番印象に残ったのは山寺とイスラエル人とのジャンケンという
なんだかよくわからない旅だった。
山形、もう少しいろいろあってもよかったような・・・

そして新幹線に乗車中、先輩からの追い討ちをかけるメールでの一言
「ね?何もなかったでしょ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・

そう、この旅は実は山形には何もないということを再確認するため
旅だったのかもしれない。
あ、〜山形県の恐るべき真実〜というサブタイトルの恐るべき真実は
「山形は何も無い」
まさにこれに尽きると思います。以上。







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